磐梯神社の「舟引き祭り」と「巫女舞」
毎年、春彼岸の中日に磐梯神社の祭礼の中で行われている「磐梯神社の舟引きと巫女舞」は、平成17年4月15日に福島県指定重要無形民俗文化財に指定されました。
磐梯神社の舟引き祭り
本寺地区の青年たちにより継承され、春彼岸の中日に行われています。
長さ2.7m、幅34cmの太い舟型の木の台に新たに編んだ俵を3俵積み重ねて幣束(へいそく)を1本立て、台の両端には長くて太い綱を2本ずつ縛りつけ東西の向きに置きます(もと俵には白米をいれたらしい)。一同が綱につかまると大太鼓を合図に引き始めます。近年引き手には地域の人々も加わっており3回引き合い、東が勝てば豊作で米の値段が上がり、西が勝てば凶作で米の値段が下がるといわれています。
古くは、鎮座地の本寺と隣接する大寺両集落での競争であったといわれています。
勝敗の判定は、面をつけて幣束(へいそく)を持った神職(しんしょく)が行います。これは「磐梯明神」といい、このように神がその場に姿をあらわして判定することはめずらしいと言われます。。最後は直合があってすべてが終了します。
もともとは巫女舞と舟引き祭りは違う日に行われていました。現在のように春彼岸の中日に行われるようになったのは、明治以降の神仏分離によって磐梯神社が建立されたとき、かつての恵日寺の行事が磐梯神社の神事として受け継がれてからのようです。
おそらくこの時期に舟引きと巫女舞が合わせて行われるようになったのではないかと考えられます。
(磐梯町史より引用)
巫女舞

巫女はいにしえから神と人とを結ぶ役目の奉仕者であり、それは汚れの無い乙女が最も適していました。
この本寺地区に伝承される巫女舞は、幼稚園から中学生の女の児が舞手となります。太鼓、小太鼓、つづみ、笛は大人が受け持ちます。
舞は三つの舞で構成されており最初の舞は「榊(さかき)の舞」、続いて「弓の舞」「太刀の舞」が奉納されます。
舞によってそれぞれ衣装、採物が異なります。
- 「榊の舞」
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- 衣装 :金襴地 ちはや、袴、白足袋
- 髪飾り:いちょうがえし
- 採物 :榊に紙垂れを下げる
- 「弓の舞」
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- 衣装 :青地 ちはや、袴、白足袋
- 髪飾り:垂髪とし冠をつける
- 採物 :弓・矢
- 「太刀の舞」
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- 衣装 :白地 ちはや、袴、白足袋
- 髪飾り:垂髪とし冠をつける
- 採物 :太刀
舞の装束、採物については正確な記録がないため、伝承者の記憶によるものです。また、磐梯神社の巫女舞の伝来の事情については定かでなく、県内に類似する舞もありません。
その中でも、越後の弥彦神社に伝わる舞楽の中の「弓の舞」「甘珠(扇の舞)」「泰平楽(太刀の舞)」などは、4人の稚児によるもので、舞の振りにはかなり相違は見られますが、採物や衣装は酷似しており、楽器も笛、鰐(わに)口(くち)、鼓(つつみ)、太鼓、拍子木を用い鰐口、拍子木を除いては同じです。
磐梯神社の巫女舞は、舞い手4人が方形になることや、採物などから一般の巫女舞よりもむしろ地方に点在する舞楽に類似する点が多いようです。
また、舞い手が一度左回りに一周し、その後右回りで元の位置に戻る様式から見ても古い舞楽の系統をひくものではないかと思われます。
名僧・徳一が開基した慧日寺1200年の歴史の中で、この伝統行事が絶えずに伝承されてきたことは、神に対して偉大なる力を信ずる人々の信仰心に他他なりません。
現在では、県内外より多くの人々が磐梯神社に訪れ「巫女舞」と「舟引き祭り」を見に来られます。
この壮大な伝統行事を是非あなたの目でご覧いただきたいと思います。
本年の日程は、下記のとおりです。
日程
日時:平成19年3月21日(水)正午から
場所:磐梯神社境内
- 当日のスケジュール
- 12:15 〜 巫女舞
- 13:30 〜 磐梯明神太鼓演奏
- 14:00 〜 舟引き祭り
※ 当日、町そば打ち愛好会によるそば(限定200食)の振る舞いを行います。また、参加者には記念品を配布します。
関連情報
映像で見る、まちの伝統芸能 「舟引き祭り」・「巫女舞」・「赤枝彼岸獅子」
(映像提供:NTT東日本福島)
![]() 磐梯神社の舟引き祭り |
![]() 巫女舞 |
![]() 会津赤枝彼岸獅子 |
−お問い合わせ−
主催 : 舟引き祭り実行委員会
後援 : 磐梯町・磐梯町教育委員会・磐梯町観光協会
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磐梯町商工観光課 商工観光グループ
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