年頭の挨拶
「温もりと活力あるまちづくり」

新年明けましておめでとうございます。町民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、日ごろから町政の運営に際しまして、温かいご理解とご支援を賜り、心から御礼申し上げます。
さて、磐梯町の昨年を振り返ってみますと、3月には、史跡慧日寺跡中門が落成し、一昨年完成した金堂とともに開祖徳一菩薩が礎を築き、教学研鑽して民衆へ教えを広めた儀式空間が、より実感できる形で甦りました。
その歴史空間を目の当たりにし、改めて、ふるさと磐梯町の歴史文化の重みと奥深さに感銘を受けたところであり、郷土が誇るこれらの歴史遺産を後世に正しく伝えていかなければならないと感じました。
5月には、町消防団が、県消防大会において「県知事表彰・表彰旗」を受賞するという、大変名誉な出来事がありました。春・秋の全国火災予防運動週間に合わせて実施している火防検査の戸別訪問の際、平成23年度から義務化される火災報知器の設置を積極的に推進していることが評価されたものであり、多くの先輩たちが築き上げた伝統を、団員が一丸となって受け継ぎ、消防団活動に邁進してきたことの証でもあります。
8月には、道の駅ばんだい「徳一の里きらり」がオープンしました。以来、大勢のお客様に足を運んでいただいております。おもてなしの心で、気軽に立ち寄れ、「何度でも行ってみたい」と思っていただけるような、交流の拠点となる施設にしていきたいと考えております。この道の駅のオープンにより、雇用の場の確保や、農産物の直売による所得向上につながるなど、道の駅は地域の活性化に大いに役立つものと思われます。
同じ8月には、新型インフルエンザに感染したと思われる事例が町内においても報告されました。これを受けて感染防止の観点から、町民体育祭や敬老会などを中止することとなりました。本当に残念でありましたが、「町民の皆さんの健康、生命を最優先に」と考えての措置であり、やむを得なかったものと考えております。
9月には、県営あづま球場において、市町村対抗軟式野球大会が開催されました。磐梯町チームは、初戦、桑折町を相手に勝利しましたが、2回戦では、強豪相馬市を相手に健闘したものの、惜しくも敗れてしまいました。しかし、選手、役員の皆さんは、本当に善戦してくれたと思います。
11月には、徳一菩薩ゆかりの地を訪ねる町民号を運行しました。この町民号は、徳一菩薩ゆかりの寺院を訪れてその足跡をたどり、町民の皆さんに更に深く徳一菩薩を知っていただこうと企画したものです。41名が参加した3日間の行程では、普段立ち入れない場所を見学させていただいたり、貴重なご講話を拝聴できるなど、数多くのご配慮をいただいて興福寺や薬師寺、清水寺など、数々の大寺院を訪問することができました。
また、同じ11月には、毎年恒例となった、市町村対抗駅伝競走大会が行われました。磐梯町チームは、練習の成果が実を結び、昨年に比べて総合順位を2つ上げる力走を見せました。選手、役員の皆さんは、大変お疲れ様でした。
なお、7年間にわたって語学指導助手として、子供たちはもとより大人も含め、英語力向上に大きな貢献をいただきましたアーサー先生が、昨年8月に磐梯町を離れられました。駅伝などスポーツの面でも活躍していただいておりましただけに、本当に残念であります。今後は、母国のカナダで、弁護士を目指されるとのことでありますので、夢が実現することをお祈りしています。
依然として、少子高齢化や過疎化が進行する中、新たな政権の誕生による政策変更の動きなども十分注視しながら、町民の総意により自立の道を選択したわが町を「温もりと活力あるまち」にするため、特徴を活かした独自性のあるまちづくりに邁進する覚悟でございます。
引き続き厳しい財政状況にありますが、計画的で堅実な財政運営を基調として、町民の皆様の参加もいただきながら、職員と一丸となって努力してまいります。
平成22年度の重点事業としましては、史跡周辺整備をはじめとするまちづくり交付金事業や、地域情報化施策の推進、農業集落排水事業、公共下水道事業、少子化・高齢化対策、幼小中一貫教育の充実など、磐梯町の将来を見据えた様々な事業や施策を予定しております。
また、今年は、町制施行50周年の記念すべき年でもあります。町民の幸せを最優先に考え、明るく住みよい地域社会を実現して、「生まれて良かった、住んで良かった」と思っていただけるまちづくりに取り組んでまいりますので、町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 本年が、磐梯町と町民の皆様にとりまして、希望に満ちた幸多い年となりますよう御祈念申し上げまして、年頭のあいさつといたします。
2010年 元旦
磐梯町長 五十嵐 源市
町長のプロフィール
- 五十嵐 源市(いがらし げんいち)
- ・昭和24年7月生まれ
- ・近畿大短商経卒
- ・中小企業経営コンサルタント
- ・磐梯町収入役、助役を経て、平成15年4月の町長選挙に立候補し初当選